イルミネーションはどう設計する?街を彩る光の考え方
イルミネーションというと、たくさんの電球を使って華やかに飾るイメージがあります。
しかし、実際のイルミネーションデザインでは、電球の数だけを増やせば良いわけではありません。
重要なのは、「誰が、どこから、どの方向を見て楽しむのか」という視点です。
駅前なら駅から出てきた人が最初に見る場所、商業施設なら入口から見える景色、イベント会場なら人が集まりやすい場所など、訪れる人の動きを想像しながら光を配置します。
たとえば長い並木道をイルミネーションで彩る場合、手前だけを華やかにするのか、奥まで光を連続させるのかによって見え方は大きく変わります。
奥に向かって光が続けば、視線が自然に誘導され、歩いてみたくなる景色にもつながるでしょう。
さらに忘れてはいけないのが、昼間の景観です。イルミネーションは夜に楽しむものですが、設置された照明器具や配線、固定用の部材は昼間にも見えます。
そのため、昼間に景観を崩さない設置方法を考えることも重要です。樹木に取り付ける場合も、枝の形を活かすのか、木全体を光らせるのか、幹を中心に見せるのかで必要な照明は変わります。
電球の色も大きなポイントです。
暖かみのある光を使えば落ち着いた雰囲気になり、白い光を多く使えばすっきりした印象になります。複数の色を組み合わせる場合は、色を増やしすぎず、テーマに合わせて使うことも大切です。
さらにイベントでは、写真を撮る場所や人が滞留するスペースも考えておきたいところ。撮影したくなる場所が一つあるだけでも、イルミネーションを目的に訪れる人が増えるきっかけになるでしょう。
設計時には電源の位置や配線の通し方、設置期間、撤去のしやすさなど、見た目以外の部分も確認します。
弊社では、華やかさだけを追いかけるのではなく、街の景観や人の動き、昼と夜の見え方まで考えたイルミネーションデザインを行っています。
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